採卵周期が終わり、12回目となる採卵の凍結結果を聞きにクリニックへ行ってきました。
今回でもしまた凍結胚ゼロだったら、夫と今後のことを真剣に話し合って、治療を諦めることも考えようか…そんな崖っぷちの気持ちで、診察室のドアを叩きました。
今日は、その凍結結果とそこで告げられた事実、そして今後のことについて記録します。
【採卵12回目】凍結結果報告|12個採卵してたった1個の4BC

凍結結果の詳細とリアルな心境
重い足取りで向かったクリニック。
そして告げられた、今回の結果です。
- 採卵数:12個
- 顕微授精実施:8個
- 凍結胚数:1個(グレード:4BC)

…1個。
「あぁ、ゼロじゃなかった…」という安堵と、「12個の卵から、たった1個か…」という落胆が、ぐちゃぐちゃに押し寄せてきました。涙が出そうになるのを、必死でこらえました。
でも、ゼロじゃなかった。
また移植に進むための切符を、なんとか1枚手にすることができました。崖っぷちで踏みとどまれたこと、今は素直に「繋がったこと」を喜びたいと思います。
Zymotとタイムラプスの効果と費用
今回、少しでも良い結果に繋がればと追加したオプションと、その会計です。
- Zymot(ザイモート):35,000円(給付外)
- タイムラプス:33,000円(給付外)
- 合計会計:100,806円
良い精子を選別するというZymotと、胚の成長をずっと見守ってくれるタイムラプス。決して安くはないオプションでしたが、この1個に繋がったのなら、やった価値はあったのかもしれません。
胚盤胞にならない原因は卵子の質?医師から告げられた衝撃の事実


なぜ?初期胚は順調なのに胚盤胞まで育たない理由
診察で、先生に気になっていたことを聞いてみました。
「なぜ、私の受精卵はいつも胚盤胞までなかなか育たないのでしょうか?」
すると先生は、タイムラプスの映像を見ながらこうおっしゃいました。
「どの卵も、初期胚まではとても綺麗に分割を進めるんですよね。初期胚までは卵子の力だけで成長できるんです。
でも、そこから先の胚盤胞への成長には、精子の力も大きく関わってきます。精液調整後、濃度が著しく下がってしまう結果も気になりますし、胚盤胞到達率が低いのは精子の質にも課題があるのかもしれません」
今まで、うまくいかないのは全部、私の卵子の質のせいだと思い込んでいました。毎月毎月、自分を責めて、身体に良いと言われることは何でも試して…
原因は、私だけじゃなかったのかもしれない。
「一緒に聞けばよかった…」一人で受け止めるには重すぎる現実
その言葉を聞いた瞬間、後悔しました。
「ああ、なんで今日も一人で来てしまったんだろう。夫と一緒に聞けばよかった」と。
これは、夫にも関わる、とても大事な話です。
私がこの重い話を伝言ゲームのように伝えて、夫はちゃんと当事者として受け止めてくれるんだろうか。そんな不安が胸をよぎりました。
非協力的な夫の妊活|サプリを飲み忘れる姿に募る不満


家に帰り、今回の結果と先生の見解を、できるだけ冷静に夫に伝えました。
さすがに思うところがあったのか、夫は神妙な顔で、
「…言われるままにやります」
と一言。
ようやく、協力してくれる気になったようです。
とりあえず、男性向けの妊活サプリを飲むことから始めてもらうことにしました。
…したのですが。
翌朝、早速飲み忘れていました。



「あ、忘れてた」じゃないんだよ!
これで本当に改善されるのかは全く分かりませんが、藁にもすがる思いです。お願いだから、サプリくらいは毎日続けてほしい。ただそれだけを願っています。
今後の移植スケジュール|卵巣の腫れが引くまで待機
採卵後の内診結果と身体の状態
今回の採卵は、数のわりに身体への負担が大きかったようで、お腹の張りがなかなか治まりませんでした。
結果説明の際に内診もしてもらったところ、まだ卵巣が腫れている状態とのことでした。いわゆるOHSS(卵巣過剰刺激症候群)気味のようです。
移植はいつ?次の生理を待って判断
先生からは、「この状態で移植すると重症化するリスクがあるので、まずはしっかり休ませましょう」と言われました。
そのため、次の移植は、
「次の生理が来てから、内診で卵巣の腫れが治まっていることを確認できたら」
というスケジュールになりました。
もどかしい気持ちはありますが、万全の状態で大切な胚をお迎えするため、今は身体を休めることに専念します。
4回目の2段階移植に向けて|希望と不安の中でできること
夫の協力体制には大きな不安が残りますが、私は私でできることを続けます。
今年度から始めたウォーキングは、心身のリフレッシュにもなっているので、これからも健康的な生活を心がけたいです。
そして、次回は4回目となる2段階移植に臨む予定です。
正直な気持ちを言うと、上手くいく気は全くしていません。
でも、たった一つ、厳しい道のりを乗り越えて残ってくれた4BCの卵。この子の生命力を信じて、またお迎えに行こうと思います。



とりま、今は心と身体を整えることに集中します。
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