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不妊治療1年目の費用を公開|人工授精・採卵・保険適用の実例

不妊治療1年目の費用

不妊治療を始めるとき、真っ先に気になるのが「いくらかかるのか」というお金の問題ですよね!

私たち夫婦は、不妊治療の通院を始めてから1年目に人工授精を1回、採卵を5回行いました。
この記事では、1年間でかかった費用とその内訳をできるだけ具体的にご紹介します。

これから不妊治療を始める方や、治療費の見通しを立てたい方の参考になれば嬉しいです。

目次

治療内容とスケジュールの概要

私たちは、まず自己流でタイミング法を1年試してみましたが、結果が出ませんでした。
以前に人工授精を1度経験したこともありましたが、それでも妊娠には至らず。

そのため医師と相談し、体外受精にステップアップすることに。
体外受精に進むことで、AMH(卵巣予備能)の測定も保険適用で受けられ、私のAMH値は1.25とやや低めという結果に。

このAMHの値から予想された通り、1回の採卵で採れる卵子は3〜7個程度。
そのうち胚盤胞まで育たず、移植に進めなかった周期も多くありました。

また、私の通っていた病院では土曜日の予約に3,000円(全額自己負担)の予約料がかかっており、働きながらの通院では土曜診療に頼らざるを得ないことも多く、その分費用がかさんでいきました。

不妊治療にかかった総費用

1年間でかかった医療費の総額は、以下の通りです。

  • 保険適用(3割負担): 536,598円
  • 自費診療(10割負担): 48,500円(予約料など)

合計で、約58万円

高額療養費制度とは?

これは、1ヶ月に支払う医療費が自己負担の上限額(所得に応じて設定)を超えた場合、その超過分が後から払い戻される制度です。
事前に「限度額適用認定証」を取得しておけば、窓口での支払い自体が上限額までに抑えられ、払い戻しを待たずに済みます。

私の場合、採卵周期は限度額を超えることが多く、実際にはその月の医療費を支払わずに済んだケースもありました。
これは家計的にとても助かりましたし、「限度額適用認定証」を早めに申請しておいて本当によかったと感じています。

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今はマイナンバー保険証にすれば申請の必要がないのでかなり便利!

費用の内訳をざっくり公開

  • 人工授精(1回) 6,000〜8,000円
    薬の使用が少なければ比較的安く抑えられます。
  • 採卵(1回): 70,000〜80,000円
    採卵数や麻酔、薬の使用量で費用にばらつきがあります。
  • その他: 診察、注射、薬代、予約料など
    毎回の通院で数千円単位でかかる費用。

想定外の出費も…「治療が進むほど高くなる」実感

治療がステップアップするにつれ、想像以上にお金がかかることを実感しました。

特に採卵周期は、検査、注射、診察、採卵手術と費用が集中するため1ヶ月で10万円近くかかることも珍しくありません。
ただし、前述の通り高額療養費制度のおかげで、実際に支払う金額が限度額以下に収まった月も多く、制度を使いこなすことの重要性を感じました。

それでも、保険が効かない自費部分(予約料・自由診療など)は積み重なり、想定外の出費になりました。

また、通院にかかる交通費、平日の休暇取得、精神的なストレスなど、見えにくいコストも日常的にのしかかってきます。

現在も治療は継続中で、次の段階として胚移植や凍結保存も視野に入っています。
それに伴い、治療費はさらに高額になっていく見込みです。

助成金や医療保険を活用しながら、心身と家計のバランスを取りつつ進めていけたらと考えています。

おわりに

不妊治療には「これをすれば正解」というものがなく、治療の進み方も、かかる費用も本当に人それぞれです。

だからこそ、こうした実体験の情報が、これから治療を始める方の小さな道しるべになれば嬉しいです。

次回は、実際に私が受けた助成金制度と、引越しによって変わった自治体ごとのサポート内容の違いについて詳しくお伝えします。

不妊治療1年目の費用

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