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移植周期の過ごし方|冷え性の私が実践している温活グッズと習慣

不妊治療をしていると、ネットの情報などあらゆるところで「体を冷やさないでね」「温活が大事だよ」という言葉を耳にしますよね。

深刻な冷え性だった私は、特に大切な移植周期を万全の状態で迎えるために、「体を温める」ことにとことん向き合いました。

この記事では、そんな私が試行錯誤の末にたどり着き、「これは良かった!」と心から思えた温活グッズと、今日からすぐに真似できる生活習慣を、リアルな体験談と共にご紹介します。

これから移植を控えている方、今まさに判定待ちで体を大切に過ごしたいと思っている方へ少しでもお役に立てたら嬉しいです。

目次

そもそも、なぜ不妊治療に「冷え性改善」が重要なの?

「温活、温活って言うけど、なんでそんなに大事なの?」
そう思いますよね。私も最初は半信半疑でした。でも、体の仕組みを知ると「なるほど!」と納得。

温活が重要視される3つの理由をご紹介します。

血流アップで、ふかふかのベッド(子宮内膜)を目指すため

赤ちゃんを迎えるための子宮内膜は、よく「ふかふかのベッド」に例えられます。

このベッドを作るためには、十分な血液が子宮に流れ込み、栄養を届けることが不可欠です。
しかし、体が冷えていると血管が収縮し全身の血流が悪くなってしまいます。

特に、手足の末端やお腹周りは冷えやすい部分。血流が滞ると、子宮や卵巣にも十分な血液が行き渡らず、内膜が厚くなりにくかったり、卵子の質に影響が出たりする可能性があると言われています。

体を温めることは、子宮への血流を促し、赤ちゃんが安心して着床できる環境を整えるための第一歩なんです。

ホルモンバランスの乱れを防ぐため

不妊治療は、ホルモン剤の注射や薬の服用など、ホルモンバランスをコントロールしながら進めていきますよね。

実は、体の冷えは自律神経の乱れに繋がりやすく、それがホルモンバランスにも影響を与えてしまうことがあります。
自律神経は、体の機能を調整する大切な神経。冷えによるストレスでこの神経が乱れると、脳からのホルモン分泌の指令がうまくいかなくなり、せっかくの治療効果を妨げてしまう可能性も。

リラックスして体を温めることは、ホルモンバランスを整える上でもとても大切です。

治療中のストレスを和らげ、心身をリラックスさせるため

先の見えない治療、通院のスケジュール調整、仕事との両立…。不妊治療中は、知らず知らずのうちに心も体も緊張し、ストレスが溜まりがちです。

体が温まると、副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードに切り替わります。お風呂に浸かって「ふぅ〜」と一息ついた時の、あの感覚です。

特に移植後は、判定日まで不安な気持ちで過ごすことも多いはず。そんな時こそ意識的に体を温めてあげることで、張り詰めた気持ちが少しでも和らぎ、穏やかな気持ちで過ごす手助けになりますよ。

【体験者が厳選】不妊治療の冷え性改善におすすめの神グッズ5選

ここからは、冷えに悩んだ私が不妊治療中に愛用している温活グッズを5つ厳選してご紹介します。

お腹と腰を360度守る!「腹巻きパンツ」

温活の基本といえば、まずはお腹を温めること。色々な腹巻きを試しましたが、私が最終的に行き着いたのが「腹巻きとパンツが一体化したタイプ」です。

おすすめポイント

普通の腹巻きだと、動いているうちにズレてしまったり、お腹周りだけがゴワゴワしてしまったり…。

でも、この腹巻きパンツならその心配は一切なし!ショーツの上からすっぽり履くだけで、お腹からお尻、腰回りまで360度しっかり温めてくれます。

薄手のものを選べば洋服にも響かず、着膨れしないのも嬉しいポイントです。

私のリアル体験談

ぶー奈

以前は毎月悩まされていた生理前の下腹部痛も、心なしか軽くなった気がします。クリニックの待ち時間は空調が効いていて冷えやすいですが、これを履いているだけで冷えから守られている感じがしました

効果的な使い方
普段履いているショーツの上から重ねて履くだけでOK。シルクやコットンなど、肌に優しい素材のものを選ぶと、長時間履いていても快適に過ごせますよ。

【足元から温める】重ね履きに最適!ムレずに快適「シルク五本指ハーフソックス」

「冷えは足元から」とよく言われますよね。私も典型的な末端冷え性で、冬はもちろん、夏でも足先だけが氷のように冷たいのが悩みでした。

おすすめポイント

靴下の重ね履きは温活の定番ですが、間違った重ね方をすると汗でムレてしまい、逆に足が冷える原因に…。

そこで重要なのが「シルク」の力です。シルクは汗を吸って素早く外に逃がしてくれる性質(吸湿性・放湿性)に優れているため、重ね履きしても足はサラサラのまま。

さらに五本指タイプは指の間の汗もしっかり吸ってくれるので、ムレ知らずで快適なんです。

私のリアル体験談

ぶー奈

これを履いて寝た日の夜、足先がポカポカしてすんなり眠れました!足が冷たくて寝付けない…という長年の悩みから解放された瞬間です。
ハーフ丈なので、夏場にクーラーが効いた部屋で過ごすときも、足首は冷やさずに足裏の汗は吸ってくれるので、一年中大活躍です

効果的な使い方
温め効果を最大限に引き出すなら、「1枚目にシルク五本指ソックス→2枚目に綿やウールの普通の靴下」という順番で重ね履きするのが黄金ルール!肌に直接触れる1枚目にシルクを履くのがポイントです。お風呂上がりの足が温まっているタイミングで履くと、温かさをキープできますよ。

【ピンポイント温活】鍼灸院に行けなくてもOK!自宅でできる「せんねん灸 太陽」

不妊治療をしていると「鍼灸が良い」という話をよく聞きますよね。私も興味はあったのですが、定期的に通うとなると費用も時間もかかるし、正直なところ「本当に効果があるのかな…?」と半信半疑な気持ちもあって、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
そんな時に「これなら手軽に試せるかも!」と手に取ったのが、この火を使わないお灸「せんねん灸 太陽」です。

おすすめポイント

「お灸」と聞くと、火を使うし熱そうだし、何より難しそう…というイメージがありませんか?

でも、この「せんねん灸 太陽」は、シールを剥がして肌に貼るだけ!火を使わないので煙や匂いも出ず、服の下に貼ったまま外出もできるという優れものです。約3時間、じんわ〜りとした心地よい温かさが続きます。

私のリアル体験談

ぶー奈

ネットで調べて、特に冷えや婦人科系に良いとされる『三陰交(さんいんこう)』(内くるぶしから指4本分上)や、『関元(かんげん)』(おへそから指4本分下)に貼っていました。貼っていると、その部分を中心に血が巡るような、ホッとする温かさに包まれます。

効果的な使い方
まずは、ご自身が気持ちいいと感じる場所に貼ってみるのが一番です。もしツボを意識するなら、「三陰交」や「関元」のほか、腰の冷えが気になるなら腰(腎兪・じんゆ)、足の疲れには足裏(湧泉・ゆうせん)などもおすすめです。
※効果を保証するものではありません。熱すぎると感じたらすぐにはがし、低温やけどには注意してくださいね。

【体の芯からポカポカ】移植周期の心強い味方!「よもぎ温座パット」

「よもぎ蒸し」って聞いたことありますか?韓国の伝統的な民間療法で、体を芯から温める効果が期待できると言われています。

サロンに通うのは少しハードルが高いですが、その「よもぎ蒸し」を自宅で手軽に体験できるのが、この「よもぎ温座パット」です。

おすすめポイント

ナプキンのような専用パットの裏に発熱体を貼り、下着に直接つけて使います。

すると、よもぎやハーブを練り込んだパットが蒸気で温められ、デリケートゾーンをじんわ〜りと温めてくれる仕組みです。直接、粘膜から温かい蒸気を吸収するので、お腹や腰を外から温めるカイロとはまた違った、体の内側からポカポカしてくるような感覚を味わえます。

私のリアル体験談

ぶー奈

初めて使った時、下腹部全体がじんわりと温かい蒸気に包まれる感覚に『なにこれ、気持ちいい…!』と衝撃を受けたのを覚えています。

生理痛の緩和にもつながりました。

注意点と使い方
下着に貼るだけなので使い方は簡単ですが、使うタイミングには少し注意が必要です。生理中や、着床時期にあたる移植直後〜判定日までの使用は避けた方が良いという意見もあります。使用する際は、商品の説明書をよく読んでから試してみてくださいね。

【外出時のマストアイテム】じんわり優しい温かさ「命の母 カイロ」

冬の温活の定番といえば、やっぱり「貼るカイロ」。でも、普通のカイロだと熱すぎて低温やけどが心配だったり、途中で暑くなって剥がしてしまったり…なんて経験はありませんか?そんなカイロの「ちょっとした不満」を解消してくれたのが、この「命の母 カイロ」でした。

おすすめポイント

更年期女性のサポートで有名な「命の母」ブランドから出ているこのカイロは、よもぎ・生姜・肉桂(シナモン)のエキスが配合された香料を使用しているのが特徴。

そして何より、温度が絶妙なんです。一般的なカイロよりも少し低めの約50℃がじんわりと12時間も続く設計になっていて、「熱すぎる」という不快感がありません。

私のリアル体験談

ぶー奈

普通のカイロだと熱くなりすぎてお腹に貼るのをためらうことがあったのですが、これは本当に『じんわり、ほのかに温かい』という感じで、安心して使えました。
腹巻きパンツの上から仙骨(お尻の割れ目の少し上にある骨)あたりに貼るのが私のお気に入りの使い方。腰もお腹も同時に温まって、全身がポカポカしてくるんです。まさに最強の組み合わせでした!

効果的な使い方
低温やけどを防ぐため、必ず肌着や腹巻きの上から貼るようにしましょう。お腹に貼るのはもちろん、腰や仙骨あたりに貼るのも全身が温まるのでおすすめです。その日の体調や服装に合わせて、貼る場所を工夫してみてください。

グッズと合わせて効果アップ!今日からできる毎日の温活習慣

ここまで便利な温活グッズをご紹介してきましたが、毎日のちょっとした習慣を見直すことも、冷えにくい体を作る上ではとても大切です。グッズと組み合わせることで、温活効果もさらにアップ!私が実際に意識していた、今日からすぐに始められる簡単な習慣をご紹介します。

飲み物は「常温」か「温かいもの」を意識する

冷たい飲み物は内臓を直接冷やしてしまいます。特に移植周期は、意識して「常温」か「温かいもの」を選ぶようにしていました。朝起きたらまず一杯の白湯を飲むと、胃腸が温まって体が活動モードに切り替わります。カフェインが気になる治療中は、リラックス効果のあるルイボスティーや、血行を促進してくれる生姜湯などもおすすめですよ。

体を温める食材を摂り入れる

食事も、体を内側から温める大切な要素です。私が積極的に摂っていたのは、生姜、ネギ、ニラなどの薬味や、カボチャ、にんじん、ごぼうといった根菜類。これらはスープや煮物にすると、たくさん食べやすいのでおすすめです。

また、筋肉の元となるたんぱく質(肉、魚、大豆製品など)をしっかり摂ることも、熱を生み出す体を作る基本になります。

38〜40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる

忙しいとシャワーで済ませてしまいがちですが、移植周期はぜひ湯船に浸かる時間を作ってみてください。ポイントは、熱すぎない38〜40℃くらいのぬるめのお湯に、15分〜20分ほどゆっくり浸かること。体の芯からじんわり温まり、血行が良くなるだけでなく、心身のリラックスにも繋がります。お気に入りの入浴剤を見つけるのも楽しいですよ。

寝る前の軽いストレッチで血行促進

寝る前にガチガチに固まった体を少しほぐしてあげるだけで、寝つきの良さが全然違います。特に、血流が滞りやすい股関節周りや足首をゆっくり回したり、ふくらはぎを優しく揉んだりするだけでも効果的。激しい運動は不要です。「気持ちいいな」と感じる程度の軽いストレッチで血の巡りを良くして、温かい状態でベッドに入りましょう。

まとめ:自分に合った温活で、心も体もポカポカに

今回は、私が不妊治療の移植周期に実践している体を温めるための温活グッズと生活習慣をご紹介しました。

温活には色々な方法がありますが、何よりも大切なのは「自分が心地よい」と感じ、無理なく続けられることだと思います。ストレスを溜めないことが、一番の薬です。

この記事で紹介したグッズや習慣が、不安な移植周期を過ごすあなたの心と体を少しでも温め、穏やかな毎日を送るためのお手伝いができたら嬉しいです。

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