医師から「移植の前に、一度子宮の中を見ておきましょう」と提案され、子宮鏡検査を受けてきました。
検査前は、「痛いのかな?」「費用はいくらかかるんだろう…」と不安で、ネットで体験談を検索する日々…。
特に私は、とにかく早く移植に進みたいと思っていたので、「検査で1周期使うのか…」と、少しだけ気が重かったのも事実です。
この記事では、そんな私が実際に体験した子宮鏡検査について、
- 当日の流れとリアルな痛み
- 保険適用になる?かかった費用
- 検査を受けてみての正直な感想
などをお話しします。
子宮鏡検査とは?目的と検査内容の概要

まず、子宮鏡検査がどんなものか簡単にご紹介します。
子宮鏡検査とは、細いカメラ(子宮鏡)を子宮の入口から挿入し、子宮の内側をモニター画面で直接観察する検査です。子宮内膜ポリープや子宮筋腫、癒着など、妊娠の妨げになる可能性のある異常がないかを確認します。
私の場合は、不妊治療の一環で「胚移植に向けて、子宮内が着床に適した状態かを確認するため」という目的でした。
ちなみに、検査の際に「子宮内フローラ検査(保険適用外で約5万円)」も勧められましたが、今回は保険が適用される子宮鏡検査だけをお願いすることにしました。
子宮鏡検査で問題が見つかれば、子宮内フローラ検査も相談の上実施しようという話になりました。
検査当日の流れと私が感じた痛み
ここからは、皆さんが一番気になるであろう当日の流れと痛みについてです!
当日の流れ
検査当日は、特に食事制限などの事前準備はなく、普段の通院と同じようにクリニックへ向かいました。服装だけ、内診があるので着脱しやすいスカートなどで行くとスムーズです。
受付を済ませ、順番が来たら内診室へ。
体勢はいつもの婦人科検診と同じで、内診台に上がるスタイルでした。
検査中の痛みは?【10段階で3くらい】
いよいよ検査開始。ドキドキしましたが、実際の流れはこんな感じでした。
- 消毒・器具の挿入
まずは器具で消毒。ここまでは通常の内診と変わりません。 - カメラの挿入・生理食塩水注入
いよいよ細いカメラが入ってきます。同時に、子宮の中を広げて見やすくするために、生理食塩水が注入されました。この時、「お腹が張るような、ぐーっと押されるような感覚」がありました。重い生理痛とは少し違いますが、採卵周期に経験した、移植前の洗浄の時の感覚にとてもよく似ていました。 - 子宮内の観察
先生がモニターを見ながら、「きれいですね、特に問題なさそうですよ」と実況中継してくれました。自分でもモニターを見ることができ、自分の子宮の中が本当にきれいなのかを確認できて、少し安心しました。
痛みは10段階でいうと「3」くらい。
正直、身構えていたほどの痛みは全くなく、「あ、もう終わり?」という感じでした。声が出るような痛みではなく、十分我慢できるレベルです。
カメラが子宮の中に入っていた検査時間は、ほんの数分。あっという間に終わった、というのが正直な感想です。
子宮鏡検査の費用は?保険適用される?
次に、気になる費用についてです。
私の場合、診断目的の検査だったので保険が適用されました。
実際に窓口で支払った自己負担額(3割負担)は、再診料や検査料を含めて約5,000円でした。
ただし、ポリープ切除などの処置を同時に行う場合や、クリニックの方針によっては費用が変わる可能性があるので、あくまで一例として参考にしてくださいね。
検査前後に気をつけたいこと・副作用について
検査前の注意点
私の場合は、特に制限はありませんでした。
検査後の注意点
検査後は、医師から以下のような一般的な注意点の説明がありました。
- 当日の入浴はシャワーのみにする
- 数日間は性交渉を控える
- 少量の出血があるかもしれない
幸い、私の場合は検査後に気になるほどの出血や腹痛はありませんでした。
もし出血が長引いたり、痛みが強かったりする場合は、すぐに病院に連絡しましょう。
検査を受けて感じたこと|正直な感想
最後に、今回の検査を終えての正直な気持ちをお伝えします。
検査を受ける前は、「早く移植したいのに、なんで検査しなきゃいけないの…」と、少しネガティブな気持ちがあったのは事実です。
ですが、実際に受けてみると痛みも少なく、検査もあっという間でした。
検査結果は「特に問題なし」。
もちろん、「ほら、問題なかったじゃないか!やらなくても良かったんじゃ…」なんて気持ちも一瞬よぎりました(笑)。
でも、「これで万全の状態で移植に臨める」と確信できたことは、大きな安心材料になりました。もし何か異常が見つかっていたら、移植の前に治療ができたわけですし、どちらに転んでも「やって良かった」検査だったんだなと今は思っています。
コメント