こんにちは。
先日、12回目となる採卵手術を終えてきました。
毎回、この日が近づくと何とも言えない気持ちになりますが、今回もなんとか乗り越えることができました。
今日は、その手術当日の様子と、今の正直な気持ちをありのままにレポートしたいと思います。
治療を頑張っている皆さんと、この気持ちを少しでも共有できたら嬉しいです。
手術室にて。ベテランの境地?

いつものように手術着に着替え、名前を呼ばれて手術室へ。
腕に血圧計を巻かれ、測定が始まると、看護師さんが驚いた様子で私を見ました。
「血圧がすごく低いですね!60台ですよ!」
なんでも、普通は手術の緊張で血圧が160くらいまで上がってしまう方も多いのだとか。
そんな中、私の血圧は50~80台でずっと安定。
看護師さんには「すごい冷静ですね…」と感心(?)されてしまいましたが、心の中は「もう何回目だと思ってるのよ…」という、ベテランならではの境地(笑)。
さすがに12回目ともなると、肝が据わってくるものなのでしょうか。
麻酔から覚醒後、過去一番の出血

手術は、いつも通り静脈麻酔で行いました。
点滴から麻酔薬が入れられ、意識を失って…次に目覚めた時には、リカバリールームのベッドの上でした。
ぼんやりとした頭でまず感じたのは、下腹部の鈍い痛みと、これまでとは違う感覚。
なんと今回は出血がかなり多かったようで、大人用のオムツナプキンを履かされていました。
麻酔が完全に切れてくると、痛みはどんどん強烈に…。
生理痛をさらに何倍もひどくしたような、下腹部を内側からえぐられるような激痛で、トイレに行っても尿を出すのすら辛い状態でした。
なぜ?高刺激の採卵はこんなに痛いのか
実は、今感じているこの採卵後の激痛、前の病院で無麻酔で採卵していた時よりも、明らかに激しく、そして痛いんです。
「麻酔してるんだから楽なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私の場合は全くの逆でした。
おそらく、今のクリニックの方針が影響しているのだと思います。
前の病院とは違い、今のクリニックは「高刺激」で卵子をたくさん育て、採卵数も前の倍以上になっています。
たくさんの卵胞に針を刺す分、体へのダメージも大きい…。
高刺激の代償が、この激痛なのだと身をもって感じています。
採卵結果12個。でも、素直に喜べない理由

そんな激痛と引き換えに採れた卵子の数は、12個でした。
数だけ聞けば、まずまずの結果かもしれません。
でも、この結果を素直に喜ぶことができません。
なぜなら、前回は10個採卵できたにも関わらず、胚盤胞まで育って凍結できたのはゼロ個だったからです。

あの時の絶望感が、また蘇ってくるようで…。
「また、凍結ゼロでしたって言われたらどうしよう…」
「もしまたゼロだったら、もう治療を続けていく自信がないかもしれない…」
そんな不安が頭の中をぐるぐると巡っています。
今はただ、卵子たちの生命力を信じて祈るしかありません。
まとめ
以上が、私の12回目の採卵レポートです。
今はまだお腹も痛みますし、不安な気持ちで押しつぶされそうですが、また凍結確認の結果が出たら、ご報告させてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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