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【体験談】不妊治療で8kg太った私が実践した3つの体重対策と心の保ち方

「不妊治療を始めてから、なぜか体重が増えてきた…」
「今まで着られていた服が、だんだんキツく感じる…」

出口の見えないトンネルのような不妊治療。
ただでさえ心身ともに負担が大きいのに、体重の増加という新たな悩みが加わると、本当に落ち込んでしまいますよね。

鏡を見るたびにため息が出たり、自己嫌悪に陥ってしまったり…。

その気持ち、痛いほどよくわかります。
何を隠そう、私自身も不妊治療を通して、最終的に8kgも体重が増えてしまった一人だからです。

この記事では、そんな私が「これ以上はマズい!」と奮起し、不妊治療と両立しながら実践している、

  • 無理なく続けられる3つの体重対策
  • 体重増加のストレスと向き合うための心の保ち方

を、リアルな体験談としてまとめました。

目次

なぜ?不妊治療で太る3つの原因|ホルモン剤・ストレス・運動不足の三重苦

「赤ちゃんを授かるため」と頭ではわかっていても、増え続ける体重計の数字を見ると、やっぱりショックですよね。

ぶー奈

私は結婚式の時は47キロだった体重が気づけば55キロまで増えていました!

私の場合は原因が一つではなく、主に3つの要因が複雑に絡み合っていました。

原因①:ホルモン剤の副作用?むくみと食欲増進のダブルパンチ

まず、多くの方が「これだ!」と感じているであろうホルモン剤の影響です。

私の場合は、排卵誘発剤のクロミッドから始まり、体外受精に進んでからはゴナールエフなどの自己注射、そして移植周期のルトラール(黄体ホルモン)…。

治療のステップが進むにつれて、使う薬の種類も量も増えていきました。

特に黄体ホルモンを補充し始めてから、体が水分を溜め込みやすくなったのか、ひどい「むくみ」に悩まされるように。

ぶー奈

夕方になると足がパンパンで、靴下の跡がくっきり。

これは純粋な脂肪ではありませんが、体重計の数字を2〜3kgは軽く押し上げる厄介な存在でした。

さらに、ホルモンバランスの乱れは食欲のコントロールまで難しくさせます。

「お腹が空いているわけじゃないのに、何か食べたい」という衝動に駆られ、気づけばお菓子に手が伸びている…なんてことも日常茶飯事でした。

原因②:「今日も頑張ったから」ストレスが引き起こすご褒美という名の暴食

不妊治療は、出口の見えないトンネルを歩くようなもの。その精神的ストレスは、想像以上のものでした。

  • 「今周期こそ」という期待と、リセットした時の絶望感。
  • 高額な治療費がどんどん嵩んでいく経済的なプレッシャー。
  • 仕事との両立や、周りからの「まだ?」という無言の圧力。

こうしたストレスが積み重なると、無意識に自分を甘やかしたくなります。
「今日も痛い注射を頑張ったから」

そうやって自分への「ご褒美」と称して、帰り道にコンビニでスイーツを買ってしまうのが、いつしか私の「儀式」になっていました。

甘いものは、その一瞬だけは私を癒してくれましたが、後には後悔と脂肪だけが残る…そんな悪循環に完全に陥っていたのです。

原因③:太る自分への自己嫌悪…自信をなくし無気力になる負のスパイラル

「移植後は安静にしなきゃ」

そんな不安から、意識的に運動を避けていたのも大きな原因です。ジム通いもパタッとやめてしまい、通勤以外はほとんど動かない生活へ。

摂取カロリーは増えているのに、消費カロリーは減る一方。これでは太るのも当然です。

そして何より辛かったのが、太っていく自分を見るたびに自己肯定感がどんどん下がっていくことでした。

特に私を苦しめたのが、服装選びです。
お腹周りがふっくらしてくると、周りの人からの悪気のない「もしかして、妊娠した?」という一言が、槍のように突き刺さるのです。

本当は体型をカバーできるゆったりした服を着たい。でも、そんな服を着たら、また「妊娠した?」と期待させてしまうかもしれない…。それが怖くて、私はわざと体のラインが出るタイトな服を選ぶようになりました。

もちろん、太った体に似合うはずもありません。鏡に映るのは、パツパツの服を着て、自信なさそうにしている自分。その姿を見るたびに、また深い自己嫌悪に陥るのです。

ぶー奈

赤ちゃんもできないし、自分はどんどん醜くなっていく…

そうやって自分を責めれば責めるほど、自信を失い、何事にも無気力に。オシャレをする気力も、外に出る気力も湧かず、さらに家に引きこもって動かなくなる…という、最悪の負のスパイラルにハマってしまっていました。

【無理なくできる】不妊治療中に私が実践した3つの体重対策

増え続ける体重と落ち込む気持ち。このままではダメだ!と思い、私が治療と並行して始めたのが、これからご紹介する3つの対策です。

今は体重52キロまで落ちて、体重だけ見れば標準体重には戻りました。

大切なのは「完璧を目指さない」こと。少しでもできたら自分を褒める、くらいのゆるい気持ちで取り組むのが継続のコツです。

対策① 食事|「置き換え」と「温活」で罪悪感を減らす

暴食の習慣はすぐには治せません。そこで私は「ダメ」と禁止するのではなく、「置き換える」ことを意識しました。

  • 甘いお菓子 → 焼き芋、干し芋、高カカオチョコレートへ
  • 菓子パン → 全粒粉パン、ブランパン、おにぎりへ
  • ジュース → 炭酸水、ルイボスティー、ハーブティーへ

また、体を温める「温活」も意識しました。

食事の最初に野菜たっぷりの味噌汁やスープを飲むだけで、満腹感が得やすくなり、代謝アップも期待できます。

私は、ショウガパウダーを何にでも入れていました。無理な食事制限ではなく、少しの工夫で罪悪感を減らしていくのがポイントです。

対策② 運動|気分転換にもなる「ウォーキング」と「ヨガ」

運動不足を解消したいけど、激しい運動は怖い…。そこで推奨されたのが、「ウォーキング」「ストレッチ・ヨガ」でした。

少し遠くのスーパーまで散歩がてら買い物に行ったり。音楽やポッドキャストを聴きながらだと、あっという間に30分くらい歩けます。

血流が良くなることで、移植後の着床環境にも良い影響があるかもしれない、と前向きに捉えていました。

また、YouTubeの動画を活用し自宅でリラックス系のヨガを実践。体の伸びを感じるだけで、気分もスッキリします。

大切なのは、「心地よい」と感じる範囲で続けること。義務感でやると続かないので、あくまで気分転換のツールとして取り入れてみてください。

対策③ 心の保ち方|「今の体重は、未来の赤ちゃんのための栄養」と考える

これが一番効果があったかもしれません。それは考え方を180度変えることです。

ある日、ふと「この脂肪は、いつか来てくれる赤ちゃんを育むための、大切な栄養の貯金なのかも」と思えた瞬間がありました。
「このむくみは、赤ちゃんのために子宮の血流を良くしようと体が頑張っている証拠」
「この食欲は、赤ちゃんを迎えるためのエネルギーを蓄えようとしている本能」

そう思うと、あれほど憎かった自分の体の変化が、少しだけ愛おしく思えるようになったのです。

もちろん、毎日そう思えるわけではありません。落ち込む日もあります。でも、そんな時は「今は治療を頑張っているんだから、体重が増えるのは当たり前!勲章だ!」と自分に言い聞かせていました。

自分を責めるのをやめるだけで、心がフッと軽くなり、不思議と暴食したい気持ちも少しずつ収まっていきました。

まとめ:辛い体重増加も、未来の赤ちゃんのため。私たちは一人じゃない。

今回は、私の不妊治療中の8kgの体重増加と、その対策について、現在進行形の体験談としてお話ししました。

不妊治療は、本当に孤独な戦いです。思うような結果が出ない焦りや不安に加えて、自分の容姿まで変化していくのは、本当に辛いことだと思います。

この記事が、同じように頑張る方の心を少しでも軽くし、「もう少しだけ、一緒に頑張ってみよう」と思えるきっかけになれたなら、幸いです。

私も頑張ります。

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